ターミナル | 女を磨く!

ターミナル

ターミナル

スピルバーグ監督のヒューマンコメディ。
NY大好きな私にとって、興味深い映画です。
クリスマス時期の公開のこの作品には
とても癒されました。


東ヨーロッパの小さな国クロコウジアから
ニューヨークJFK国際空港に降り立ったビクターだが
ちょうどその時、クーデターが起こり祖国が消滅!
パスポートは無効となり、空港の外にでることも帰国することもできない。

空港警備局からはポケベルをもたされとにかく待つようにと。
しかしそれは数ヶ月にも及ぶことに・・・。
詳しくはこちら
(オフィシャルサイトかなり読みごたえあり!)

ビクター(トム・ハンクス)がめちゃめちゃかわいい!
思わず声を上げて笑ってしまう場面もたくさんありです。

英語が話せない彼は、自分の置かれた立場を理解するのもやっとのこと。
その中で、友人を作り、仕事を見つけ、恋人までつくり、
とうとう空港の名物にまでなってしまうのです。
それもビクターの人柄のおかげ。

彼を取り巻く人々は人種のるつぼアメリカを象徴しています。
ビクターを追い出そうとする空港職員ディクソン、
恋の橋渡し役と食事を取引する荷物運搬人のエンリケ、
インドからの移民でビクターをスパイだと勘繰るグプタ、
良しも悪しもアメリカ人。
しかしビクターという人物との関わりえをへて
本来あるべき人間の姿をあらわしていくのです。

個人的にアメリア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)という女性に惹かれました。
「一人になるのが怖い」「理想像で男の人を選んでしまう」と
妻子ある男性に振り回されながらも、
弱さも認めている。
アメリカではどちらかというとブルーカラーである
スッチーの彼女は、世界中を飛び回り行き着く暇もない。
ビクターとの恋は、恋愛体質であるアメリアにとって
オアシスのようなものだったのでは??