ボーン・スプレマシー | 女を磨く!

ボーン・スプレマシー

「ボーン・スプレマシー」
http://www.bourne-s.jp/

私的には「ボーン・アイデンティティ」がいまいちだったのですが、
今回は満足できる作品でした。

前作はアクションだと思って見ましたが
実はかなりサスペンス色が強いもの。

暗い雰囲気が好きでは私には物足りなかったのですが、
今回は、サスペンスがベースでありながらも
アクションシーンが多く、
テンポが早くて見応えあり!

物語はインドのゴアに身を潜めて暮らしている
ボーンと恋人のマリー(前作と引き続き)が
暗殺者に襲われるところから始まります。

同じ時期ベルリンで起こった殺人事件の
容疑者とされたボーンは、
身に覚えのない罪をかぶり
訳も分からずCIAに追われてしまう。
今もまだ記憶喪失の彼は
記憶の断片と共に逃げるのだが・・・。

舞台はインドからヨーロッパ、そしてロシアに
展開していきます。
みてて飽きません。
前作の謎が少しずつ
解けていきます。
前半がだらけがちなサスペンスではなく
物語は淡々と進んでいきます。


終盤で
女の子に両親についての
真実を打ち明けるシーンは
ボーンの優しさと真面目さが
伝わってきます。

なぜならこの主人公、とても口数が少ない!
それでもあえて彼女に伝えてしまうのが、とても切ない。
だって、自分が・・・。

今回の役って台詞が少ない分演技派じゃないとむりよね。。
アクションシーンについてもデイモンはかなり武術を学んだそう。
今現在公開中のオーシャンズ12の彼とは
全く違った印象なのがおもしろい。さすが。

デイモンって名門ハーバードにいながらTV番組で注目を集め、
その後友人ベン・アフレックと共同脚本で
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」を発表し、
アカデミー脚本賞を受賞(この作品では主演賞にノミネート)。
多少地味目な印象!?だけど頭脳明晰で努力家。

アメリカでは理想の結婚相手に選ばれたりする人気なのです!

こんな落ち度のない役が
はまるのも納得。

後半のカーチェイスは
結構長い時間でしたが迫力あります。
「まだいくかい!?」と思ったりしましたが・・・。

最後の最後は
典型的なアメリカ映画風に
粋な感じで終わります。

**この映画でデイモンファンになりました!