AERA「姉御負け犬と潜在ニート男」 | 女を磨く!

AERA「姉御負け犬と潜在ニート男」

4月25日発行のAERAで発見した
石臥薫子氏の「姉御負け犬と潜在ニート男」という記事。

姉御負け犬とはおなじみ30代独身で仕事にも自信がつき、
経済的にも余裕がある、自立している女性。

潜在ニート男とは
「表向き働いているものの職場では自身がもてず、
人間関係が苦手な男性のこと。」
だという。

 

この相反する性質をもつ男女に深いつながりについて書かれている。

 

「職場の3つ下の潜在ニート男に好意をもたれてしまった「姉御負け犬」。
はじめは彼の仕事の相談から始まるが、
彼女の優しさがアダとなって、彼の好意は憧れをこえ、恋愛に発展。」
頼れる彼女はいつのまにか潜在ニート男に依存されてしまうのである。

 

しかし、実際のところ「姉御負け犬」が求める男性像は、
ダントツで「頼りがいがある男」らしい。
自分より仕事ができて、稼ぎもあって、と思うのは確かに当たり前。
見栄もあるだろうし、恋愛の経験を重ねていれば
理想像も詳細まで完成されているのではないだろうか?

同時に選択がどんどん厳しくなっている。ということも。

 

そんな「姉御負け犬」はなぜ「潜在ニート男」を受け付けるのだろう。
頼りがいにされることがうれしいから?
弱みを見せられることに母性が働くから?
もちろん、
「姉御負け犬」でも「潜在ニート男」に好かれてしまうタイプ。というのが
今回の対象である。

そのような類の男性を引き付けてしまう女性は、
きっと「頼りがいがある」ほかに
「人当たりがよくみえるか、優しそう。」
受け入れてしまう女性は、「本当にそう」なのだろう。
「弱さを見せられると気になってしまう」というのだから。

 

女が強くなったというのは、もはや最近のことではなく、
家庭内に限ったら「妻が強いほうがうまくいく」という定説(?)もある。
その流れを現代的に踏まえ、
「負け犬&潜在ニート」は
新しい恋愛の形として「悪くない」と私は思う。

 

男性にはしっかりして頂きたいが、
しっかりしすぎる女性が増えれば
それも大変なのかもしれない。

 

人には向き不向きがあり、
「やりたこと」が「出来る事」ではない。
恋愛に対してMでいたかったのに、
結局Sにならないと成り立たない、おもしろくなかったのは
私自身の話。

受け入れ難い人も受け入れてみたら
案外うまくいくかもしれない。
見栄や固定観念を取り払うことに
リスクは少ないはず。