初めての靖国神社参拝 | 女を磨く!

初めての靖国神社参拝

今朝、サンジャポを見ていたら

靖国神社の特集をしていた。

先日の中国の呉儀副首相が小泉首相との会談を中止して

帰国してしまったニュースも新しい。

政治にあまり詳しくない私は

諸外国からあんなにも批判されているのにもかかわらず

公式に靖国参拝をやめないのは、理解に苦しむ。


「靖国通り」「靖国神社」という名詞はなじみがあるが、

実際行ったことがないので、

この機会に「靖国神社」に行ってみることにした。

今日東京に来て5年になるが、初めてである。


自宅からは電車で30分もかからなかった。

天気も良く、北の丸公園でぶらぶらし、

この公園が皇居の一部であることに驚いたりして、

ついに目的の「靖国神社」へ。


大きな鳥居がでむかえてくれた。

鳥居をくぐるとまた少し先に、さらにおおきな鳥居が。

そして立派な菊の紋章の門をくぐり、

いざ拝殿へ行こうとすると、

何やら掲示板のようなものがあった。

それは戦争へ旅立つ父が、残された子供へ残した

手紙だった。

戦地へ出向く決心、靖国に祀られることを誇り思い、強い愛国心、

そして残された母親を守るようにとの強いメッセージ。


何かがずっしりと私にのし掛かったような気持ち、

軽い気持ちで訪れた自分がとてもはずかしかった。


参拝を終え、まわりを見渡すと

本当にいろんな人が来ているのだと思った。

着物のおばさま方が世間話をしていたり、

軍服(のようなもの?)をそろって着ている

おじさん達。

一人で静かに祈っている人、外国人に、カップル。

とにかく雰囲気が独特だ。

殺気立っているようにも、

神社特有の静けさを保っているようにも思えた。

東京のまた違った一面を見られた気がした。


家にもどり、母親との何気ないメールの合間に

今日靖国神社へ行ったことを伝えた。

すると直ぐに年に一度あるかないかの父親からの電話。

でてみると

「なんで靖国神社に行ったんだ。」と

「え?天気良かったから散歩に。」

聞いてみると

父親の父親、つまりわたしのおじいさんが

靖国神社に祀られてるとのこと。

戦争で亡くなったことは遠い昔に聞いていたが、

それと靖国神社が全く結びつかなかった。

口数の少ない父親がそれだけ伝えると

「今度行ったらきちんと拝んでこい」と

ぶっきらぼうに電話を切った。

多くを語らない父親に、

いい年して無知なじぶんが恥ずかしかった。