恐るべし林真理子。わがままを肯定!? | 女を磨く!

恐るべし林真理子。わがままを肯定!?

先日、はじめて林真理子の作品を読みました。

着物や日舞の話もおもしろい!女を上げるべく日々努力をしている様が
            赤裸々に書かれています!必見!
著者: 林 真理子
タイトル: 強運な女になる

ノンフィクションばかり読んでいましたが、
久しぶりに軽めな本を読みたくなって
何気なく選んだのですが、目からウロコが落っこちた!
(ちょっとオーバーですが)


内容はかなり自虐的
しかし、悲壮感はまったくなくとにかくウケる
林真理子という名前から
何故かベタな恋愛論を想像してましたが、
180度印象が変わりました
週刊文春に掲載されてるエッセイを
まともに読んでいなかったことに後悔。


自分に対しても、他人に対しても
ずけずけとものを語る中に
広い視野と柔軟な感覚をたっぷりと感じます。


いちばん印象に残ったのは
「わがままといわれるひとは、
生きてきた過程でわがままとも変わり者ともいわれて
かなり苦労している、不器用だ
」と
肯定していたところ。
(内容は正確な文ではありません、、すみません。)


私本人もその人種である為、
大変感動しました。笑。
わがままな人にわがままといってくれるひとは
その人を本当に嫌いか、本当に好意をもっているから。
後者である場合「わがまま」といわれることに
誇りさえ?感じてしまう私にとって、
あらたな見解となりました。
林真理子氏は物事の裏と表を
素直にあらわせる貴重な存在です。


かの大女優、秋吉久美子は
「自分がわがままだから、相手のわがままもうけいれる」と
語っておりました。
あの方は永遠の少女だから許される?
いえ、実際、自分をわがままと認識してる人は、
やはりその分苦労しているのでしょう。
わがままに優しさという要素を
兼ね揃えていれば、
プラマイ0ではなくてプラスαとなるのでしょう。

ただのわがままだけで
成り立ってる人もある意味すごいけど・・・。


ちなみに、林真理子氏のデビュー作
ルンルンを買っておうちに帰ろうというエッセイは
さらに輪をかけて、きつく激しい切り口となっているようです。
個人名バンバンでてきますから。
それもかなり前の作品なのに、すごい。


林真理子の作品、

すべて読んだら強い女性になれそうな気がする。